テレクラは今からでも余裕で楽しめます!

テレクラを今から始めてみたい。

歌舞伎町の居酒屋でこんな質問をつい最近、ある男からされた。私が役員をしている会社の飲み会にて、風俗狂いの可愛い部下がこんな質問をしてきた男の正体である。

私の年齢は五十過ぎの加齢臭ムンムンの親父だ。正にテレクラというのがドストライク世代の男である。

方や、私に質問してきたのは若干25歳のペーペー若社員である。

「今時の若者がテレクラにチャレンジするなんで、かなりの変わり者だな」彼からテレクラについて質問された時は素直にこう感じたが、明らかに彼の目は真剣だったので私も真剣に答えようと気持ちを切り替えた。

私は昔からテレクラの素晴らしさを飲みの席で若手の男達に話していたので、彼には出来る限りの助言をしたく思い、率直に現状のツーショットダイヤルの盛り上がりなども考慮した上で、こうアドバイスした。

今時の若者がテレクラを知っているだけで、お前には見事な素質がある。

直ぐにでも近くにリンリンハウスがあるから、行って来い!初回は俺が奢ってやる。この1万円を持って行け。無論、釣りなんぞはいらんぞ!

何なら、俺が一緒について行って、色々とレクチャーしてやっても良い!

前向きにテレクラへのチャレンジを進めました。彼は目を輝かせて直ぐにリンリンハウスの現状や詳しいシステムなどを根掘り葉掘り聞いて来ましたね。1万円もしっかりと俺から剥ぎ取るように取っていった(笑)これは、明らかに行く気マンマン・・・

でも、間違いなくテレクラの存在を知る筈がない年代の彼がなんでテレクラを知り、尚且つ利用してみたいと感じるまでになったのか?私は彼からその経緯を聞いてみた。

その答えは、とても意外だった。

PS4龍が如く0がその原因だった。

私も「龍が如く」は知っているが、ゲーム自体は目が疲れるので今は封印している。彼曰く、龍が如く0というシリーズにて、80年代の新宿歌舞伎町の古い街並みが完全に再現されており、その街中に「テルテルぼうや」と言う明らかにリンリンハウスを意識したテレクラがミニゲームとして遊るという話でした。

つまり、彼はこの龍が如く0のテレクラミニゲームにてテレクラの存在を知り、実際のテレクラに行ってみたいと思ったらしいのだ。

彼曰く、テレクラのシステムというのは、正に彼が求めていた出会いサービスだったそうです。

彼はガラケー時代から出会い系サイトを使っていたらしいのですが、どうにもメール交換という手法が面倒に感じていたらしい。

「何が面倒なんだ?」と聞くと彼は直ぐに答えました。

メールは所詮、作文です。文章なんてのは少し書き方を間違えただけで、相手に意図していない言葉に聞こえてしまうことがある。最悪の場合はメール文章の書き方が原因で、女性から待ち合わせを断られてしまった事もある。こう言った。

そして、テレクラに対する期待感をこう述べた。

テレクラは僕が求めていたガチで理想の出会い系なんです。僕はトークなら女性を入れ食いにできるナンパテクニックを持っている。だからこそ、テルテルぼうやで体験したナンパの世界は斬新で、絶対に使ってみたいと思ったそうなのです。

彼の話を聞いて、かなり感心した。なかなか理にかなった考え方だなと素直に感じた。

私は彼に強く言った。「テレクラは今からでも遅くはない!」現に、テレクラと同等のシステムかスマホや携帯電話で楽しめるツーショットダイヤルというコンテンツがあるが、それは今や出会い系アプリを凌ぐ盛り上がりを見せている!とも付け加えておいた。

彼は、言いました。

「え!?ツーショットダイヤル?そんなのあるんすか?じゃあスマホでもテレクラって出来ちゃうんだ!」

「先輩!テレクラはもういいっす!ツーショットダイヤル教えて下さい!今すぐ使いますから。」

俺の今までの力説はなんだったんだ・・・まあ、彼が心変わりしたならしょうがないが(汗)これが、今時の「ゆとり世代」の感覚なのか・・・と妙に複雑な心境になってしまった。

そして、今になって気が付いたが、私からテレクラ代金として受け取った1万円を返せ!と強く言いたい。このような、極めて下らないやり取りを楽しんだ新宿歌舞伎町の居酒屋での出来事を今回は綴ってみた・・・